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【記者コラム】南蓮勢いに乗れ!逃げて結果を

 7月からGⅢ以下は7車立て9レース制で実施されている。9車立てのように道中の駆け引きが少なくなった分、単調なレースが多くなり、ダッシュがある自力型が力を発揮。たとえ叩かれてもラインがあれば最低でも5番手、6番手はある。そこからでもスピードに自信があれば一気に巻き返せる。反面、後方から追い込むタイプは厳しい。直線に入っても前がごちゃつくというケースが減ったので「7車は難しい」というマーク屋の嘆きが聞こえてくる。が、与えられた持ち場で活路を見いだすしかない。
 
 そんな中、チャレンジ上がりの115期の気鋭がA級1、2班戦で好戦。7車のレースに慣れているだけに、違和感なく走れているようだ。大垣FⅠ戦(7月6~8日)の南蓮(21=和歌山)もその一人だ。兄はご存じS級戦士の南潤。蓮は特別昇班こそできなかったが、チャレンジでは7回優勝。この7月にA級2班に昇班した。
 
 その初戦はギアを3・86から93に上げて臨んだ。予選はいきなり実力者・堀兼寿との対戦。その堀に先手を奪われ6番手に置かれたが、雨中の悪コンディションの中、2角からまくり追い込んでの勝利。「雨は嫌いじゃないけど、前と離れていたんでやばいと思いました」とのことだが、11秒5の回転は強烈だ。
 
 準決も先まくりの大谷靖茂の上をさらにまくり追い込んで連勝ゴール。「体の感じと脚の状態は問題ないけど、バックが取れていないので…」とレース内容には納得していない。
 
 決勝も6番車だが、堂々の1番人気。強引に逃げる大谷靖以下、愛知勢をまくれず4着に敗退した。
 
 連日、警戒されてまくりに回される競走。レース運びに課題も多いが、力は周りも認めている。次走は先行でも結果を残したい。(下野 章雄