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【記者コラム】吹っ切れた真備 今年初戦で先行力発揮

 高木真備(24)が本来の姿を取り戻した。19年初戦となった取手で3連勝。3日間ともバックを譲らない積極的なレースで〝先行して強い真備〟を強烈にアピールした。

 

 昨年のガールズGPで3着。誰も動かず重たい雰囲気の中、最終ホームから果敢に逃げて突破口を切り開く。結果的に児玉碧衣―石井貴子にまくられはしたが「GP初出場の時は何もできなくて後悔しか残らなかった。それに比べ力を出し切れたし納得のできるレースだった」。その後、本人の気持ちにも劇的な変化をもたらした。「知らず知らずに競走が小さくなっていた。負けるのが嫌で動くのが怖かった。でも、GPの後は動くのが全く怖くなくなった」と話す。

 

 19年の目標は「初心に戻って先行すること」。昨年はケガも影響もあってなかなか自分のレースをすることができなかった。「ダッシュ力やトップスピードなど課題はまだたくさんある。でも、先行しないとそういった課題も見つからない。先行して脚力をつけることが一番。GPで使ったフレームはしばらく使わずピンク色の前から使っていたフレームでいく。いろいろ悩むより、これと決めた方が分かりやすい」と表情には何かが吹っ切れた様子がうかがえた。

 

 次回は向日町(24~26日)。4月日本選手権(松戸)時に行われるガールズコレクションのトライアル。先に行われた玉野では児玉碧衣、尾崎睦が出場権を得ている。高木も自慢の先行力をフルに発揮して決勝1、2着(3着1人)だけに与えられるガルコレ切符をゲットする。

 

 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の54歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。ミッドナイト競輪では初めて会う西日本の選手を取材して新鮮な刺激を受けている。