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【記者コラム】場内イベント再開で四日市記念は大盛況

 今月10~13日に行われた四日市競輪の開設71周年記念・泗水杯争奪戦(GⅢ)は守沢太志が優勝。これにより年間獲得賞金は9600万円超え。3年連続のKEIRINグランプリ出場に向けての大きな大きな上積みとなった。
 4日間の総売り上げは48億4328万3100円。大台の50億円には届かなかったが、目標の45億円は軽々とクリア。ナイター開催のGⅢとしては大健闘だろう。
 新型コロナに対する規制が緩んだことで、約3年ぶりに場内イベントも再開。お笑い芸人のステージやプロレス団体・ドラゴンゲートによるリングバトルなど、盛りだくさんの内容。三重支部の面々も縁日広場や四日市名物トンテキ屋台など、あの手この手で来場したファンをもてなした=写真。子供の姿も非常に多かった。現場で指揮を執った三重支部長の小西誠也(46)は言う。
 「3年ぶりに場内イベントで競輪場内が盛り上がってくれて本当にうれしい。お祭り感覚でも何でもいいんです。とにかく競輪場に来てほしい。全てはそこから始まると思うんです」
 新型コロナがもたらした新しい生活様式は合理的ではあるが、人と人とのつながりを希薄にしてしまった。競輪もネット投票が急激に伸びた半面、本場に足を運ぶファンが大幅に減少。選手との距離感の近さが競輪の最大の魅力。画面越しではその疾走感や臨場感は十分に伝わらない。
 新型コロナ第8波はすでに始まっているが、適切な感染症対策を行いつつ、来場者を呼び戻す場内イベントをどんどんやっていくべきである。ファンも選手たちも、それを熱望しているはずだ。

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