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【記者コラム】大荒れの今年初戦〝勝負に絶対はない〟痛感

 古性優作(30=大阪)の優勝で幕を閉じた「KEIRINグランプリ」。予想は大外れだったが「いいレースだったな」と余韻に浸りながら競輪場から静岡駅へ向かうタクシーで「実はさっき古性さんを駅まで乗せていったんですよ」と運転手さん。車内では気を使って話し掛けられなかったそうだが、トランクから荷物を出す時に「車券獲りましたよ」と声を掛けるとニコッとしてくれたそうだ。何十台もあるタクシーの中からグランプリウイナーと同じタクシーに乗り合わせるなんてそうそうあることじゃない。来年はいいことがありそうだな、そんな思いで帰路についた。

 今年初戦は2~4日の福島・いわき平。重装備で向かったが、天候に恵まれ意外なほど寒くなかった。今年はFⅡ開催だったが、ガールズが組まれていて新春を祝うのにふさわしい彩りがあった。シリーズリーダーはナショナルチームの梅川風子(30=東京・112期)。競技と二足のわらじで月に1度くらいしか競輪に出走することはないが、今回は京王閣を走ってから約10日ほどでブランクもない。直線の長いバンクを意識した強烈な捲り追い込みで順当に連勝。「出来自体は全く普通。ただ日に日に疲れは抜け良くなっている」と梅川。完全V間違いなしと思っていたが、先捲りの豊岡英子をかわせず、高橋梨香に差されよもやの3着。3連単は20万車券の大荒れ。改めて勝負に絶対はないと思い知らされた。そういえば豊岡は古性と同じ大阪支部だったなとレースが終わってから気付いた次第。今年も入念に取材して読者に有益な情報を届けられるよう頑張ります。

 ◇狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の57歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰した。取材する機会の多いミッドナイト競輪は競走得点順になり「何番車ですか?」と尋ねられることもなくなった。

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