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【記者コラム】年末ガールズGP本命柳原に決めた

 今年のガールズグランプリの本命は決まった。柳原真緒(25=福井・114期)。もちろん出場も確定していない。まだ6月。気が早いのは百も承知だ。それでも、5月のいわき平でのガルコレ制覇で確信した。タイトルを奪取した落ち着きとメンタルの強さ。これは一発勝負でこそ生きる。

 その一戦。初手は7番手。普通は後方を嫌って位置を上げたくなる。ましてやガルコレ。超一流がそろうレースで最後方では勝負権がない。ただ、柳原は動かなかった。「7番車だったので、そうなるかなと。先にメンバーが分かっていて作戦もある程度考えられる。一発勝負の方が好き。(尾方)真生が逃げて、児玉さんも早めに動くかなと。その通りになった」。全て想定内。焦ることなく落ち着き払った。ドンと腰を据えて勝負どころを待ち、最後に捉えた。

 実は凄さはゴール後にもあった。「外入(外帯線内進入)をしてしまっていて…」。最終2センターで柳原の後輪と小林莉子の前輪が接触している。「やってしまったと思って…。審議にならないか、レースが終わってから1周はヒヤヒヤでした」(柳原)。外入は柳原の過失ではあるが、初のタイトルを目前にしても我に立ち返り、心を静めることができる。このメンタルこそが女王の資格だ。

 ガールズGP初出場へ。1日現在、賞金ランキング首位。「そこが目標ですけど、他の選手も追加を走って加算してくると思う。油断はできない。ただ、もう普通の開催では負けられない気持ちでいかないと」。その言葉通り、ガルコレ後の2開催は連続完全V。自信と覚悟で、もう一皮むけた。12月29日は柳原アタマ勝負。今から自信を持って推す。

 ◇渡辺 雄人(わたなべ・ゆうと)1995年(平7)6月10日生まれ、東京都出身の26歳。法大卒。18年4月入社、20年1月からレース部・競輪担当。今年からは中央競馬との二刀流に挑戦。愛犬の名前は「ジャン」。美浦トレセンでは「ガールズケイリンは日本一詳しいと思う」と話す松岡正海騎手と競輪トークに花が咲く。

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