ニュース

【記者コラム】拳矢に続け‼ ルーキー犬伏湧也 


 9月20日が決勝戦の共同通信社杯は山口拳矢がV。S班の郡司浩平、新田祐大、清水裕友を力でねじ伏せてのものだから価値がある。デビューして1年半にもならないルーキーがビッグレースを制したことで、世代交代の流れは大きく進んだ。
 
 山口と同期の寺崎浩平も上位進出はならなかったが、シリーズで2勝を挙げた。他の若い期の選手も、山口がS班選手の壁を破ったことで、われもわれもと大物退治に名乗りを上げる。グランプリの出場権争いを含め、終盤戦のバトルは激しさを増していく。
 
 A級では、7月に本格デビューした最新鋭119期のトップグループがチャレンジを9連勝で突破し、S級特進を目指している。20日には吉田拓矢を兄に持つ吉田有希が一番乗りでS級特進を決めた。香川の上野雅彦も23日が決勝戦の和歌山でS級特進を決めそうな勢いだ。
 
 対してルーキーシリーズの圧倒的なレース内容から、S級特進一番乗りは間違いないと思われていた犬伏湧也=写真=は、8月松山決勝で連勝が止まり、直前の別府決勝でも2着で特進にストップがかかった。上がり10秒台連発のあまりの強さに、厳しいマークを受けるからだ。しかし、この悔しさは今後の走りにきっと役立つ。さらなる強さを見せつけS級に上がってほしい。
 
 しかし、新人選手がデビュー直後の期にS級になるのは残念な面もある。S級選手が走らないミッドナイトでは彼らスーパールーキーは別格の存在。初心者のファンにとってアタマ鉄板で分かりやすい車券になり、半年間は追い続けることができる。S級になってもひいきの選手として注目されるだろう。ただ、新人選手だけは、競走に慣れるという利点もあり、次期からS級特進でもいいのでは。いずれにせよ拳矢に続くスターの誕生は待ったなしのムードだ。(緒方泰士)