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【記者コラム】新たな風、早期卒業組・寺崎&菊池デビュー

 KEIRINグランプリから早くも半月が経過。王者・佐藤慎太郎もすでに和歌山記念(決勝5着)を消化。23日からのいわき平記念を経て、2月8日に豊橋競輪場で開幕する今年最初のGⅠ・全日本選抜にチャンピオンジャージーをまとって乗り込む予定。
 
 そういえば歴代覇者の加藤慎平氏が言ってました。「グランプリ制覇の余韻に浸れるのは、たった1日だけ。新年を迎えると同時に全選手の賞金がゼロにリセットされ、すぐに新たな戦いが始まるんです」。慎太郎もきっと同じ心境だったでしょう。KEIRINグランプリ20への戦いは、すでに始まっているのです。
 
 さて、年末に楽しみなニュースが飛び込んできました。競輪ファンの皆様ならピンとくるでしょう。初の早期卒業組が、この1月にデビューします。菊池岳仁(19=長野)と寺崎浩平(26=福井)。06年にこの制度が導入されて以来初の偉業。新たなスター候補生の出現により、競輪界のイメージアップや売り上げ増にも期待が持てます。
 
 あす16日からの和歌山FⅡでひと足早くデビューするのは寺崎。自転車競技歴10年。17、18年の国体でケイリン連覇の実績があり、ホスト脇本雄太の呼び声も高い。師匠は鷲田佳史(88期)。200㍍FD(フライングダッシュ)で養成所記録を塗り替えたダッシュ力は、気が早いがS級戦でも即戦力になることは間違いないでしょう。
 
 菊池は19日からの岐阜FⅡ戦でデビュー。こちらはスピードスケート出身。史上初となる2度のゴールデンキャップを獲得した逸材。師匠は等々力久就(98期)。航続距離の長さを生かした先行勝負で、スピード競輪の流れをさらに加速させそうです。
 
 いずれもナショナルチームBに所属。東京五輪に向けて世界トップレベルの実力にまで押し上げた現チームジャパンの背を追って、2024年のパリ大会では次世代の顔となってほしいものです。(岡田 光広