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【記者コラム】早期卒業組の〝旬〟な走りに大注目

 各地で急激な感染拡大をみせている新型コロナのオミクロン株。1日7万人を越えるペースで感染者が急増中。競輪界でも選手や関係者の間で感染が広がっており、今年に入ってからは予定していた開催の中止や途中打ち切りなどが相次ぎ、大打撃を受けている。

 ここまで拡大すると感染しなければラッキーという感覚すら出てくるのだが、先月末からは私たち記者も当日の朝に自宅で行った抗原検査の結果を提示しなければいけなくなった。公正安全なレースを実現するためには仕方がないことだとは思うのだが、肝心の検査キットは国の方針により医療機関へ優先的に回されることとなったため、そう簡単には手に入らない。ドラッグストアは新型コロナが出回った当初の〝マスク争奪戦〟に近い状況。本当に困ったものだ。

 競輪ファンにとっては今月20日に取手競輪場で開幕するGⅠ第37回全日本選抜競輪の有無が気になるところだ。感染力が非常に強いオミクロン株だが、毒性はデルタ株などに比べるとはるかに弱いという研究結果から、世間の捉え方も少し変わってきている。おそらく2年前の日本選手権(静岡)のような開催中止という選択肢はないだろう。

 ただ無観客開催や、それに伴うイベント等が中止になる可能性はある。本場への入場は4日間共通2400人の事前応募制で、すでに締め切り。今後のアナウンスに注視してもらいたい。

 話は変わるが、121期の早期卒業組である中野慎詞(22=岩手)と太田海野也(22=岡山)が、共に2場所連続優勝と期待通りの活躍を見せている。中野の次走は10日からの立川、太田は15日初日の久留米を予定。いずれも9連勝による特昇班を懸けた3日間となるが、ここまでの戦いぶりを見れば2人とも順当に突破する可能性が非常に高い。となれば車券もアタマ固定の相手探しとなるので、かなり買いやすい。次世代ニュースターの走り、皆さんもご注目ください。(岡田 光広)

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