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【記者コラム】村田 果敢なスタイルを貫き奮闘

 果敢な仕掛けで奮闘している村田瑞季(25=京都・117期)。攻めに迷いがないのが持ち味。最近5場所に限れば、毎節最終バックを2本以上を取る積極的なスタイルで躍動している。

 「同期が捲りや、捲り追い込みで勝って昇級しているけど、自分は積極的に攻めて行きたい。毎回バックを取る競走を心がけて、自分のスタイルを崩さずにS級に上がることができれば」。既にS級で活躍しているライバルたちを意識しつつも、自分の戦法は確立。その上で結果を出すために、成績以上の奮闘ぶりが光っている。

 「(スタート後)前受けからでも突っ張る以外にも何パターンか、走り方のバリエーションが増えてきた。こういうのが武器になっていくと思う」と前受けからの突っ張り先行にも定評があり、さらに柔軟性も身に付いてきてゴール前での末脚強化にもつながっている。

 「来年の向日町記念から地元の斡旋枠が増えるみたいで、いつか出られるようにS級に上がりたい」と地元でのひのき舞台を目指して目を輝かせている。徹底先行で売り出しているだけに、大敗が目立つも、自身のスタイルを曲げずに先行力を強化していくことは、今後のパワーアップにもつながっていく。今期は優勝こそなかったが、今年ラストとなった20日奈良では果敢に先行して別線を封じて白星で締めた。攻めのスタイルを貫いて、先行力の向上に励み、やれることはやった。たとえS級がかなわなくても今期の戦いぶりは着実に今後の糧になる。進化を続ける若獅子は、来年は先行力にさらに磨きをかけて、勢いを加速させていく。(栗林 幸太郎)

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