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【記者コラム】松本秀之介 初ダービーに挑む

 GⅠで最高の格付けを誇る日本選手権競輪(ダービー・5月3~8日)が迫ってきた。6日間開催のダービーと年末の一発勝負のグランプリを勝つことが競輪選手の最大の目標になっている。
 V候補の筆頭は脇本雄太だ。ケガから復帰しての活躍は改めて最強を証明している。ダービーが行われるいわき平バンクは、18年オールスターでV、昨年は決勝2着と好相性を誇る。異次元のスピードで今年GⅠ初Vを飾る確率は高い。この脇本をガードするのが古性優作だ。昨年、オールスターで脇本を差してGⅠ初V、その勢いのままにグランプリ、今年2月の全日本選抜を勝っている。両者の連係は強力そのもの。他地区の選手がこの2人を崩せるかがシリーズの最大のポイントになる。
 V争いの行方はもちろん、ダービー初出場となる新鋭選手の活躍にも注目が集まる。過去にはダービーの活躍で自信を付けて飛躍を遂げた選手も多い。松井宏佑、町田太我らすでにビッグレースで活躍する初出場の選手もいるが、補欠1位からの繰り上げで出場権を得た松本秀之介(21=熊本)も目が離せない存在だ。強烈なダッシュが持ち味で、会心の捲りを打つ展開なら上位陣を倒す力を秘める。「強い人ばかりなので厳しい戦いになると思いますが勉強になることは多いと思うのでベストを尽くします」と闘志を燃やす。端正なルックスも合わせ、スター性は抜群だ。同じ熊本から同じく初出場の嘉永泰斗、松岡辰泰らライバルの存在も頼もしく初の大舞台での活躍は必至だ。

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