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【記者コラム】森田 快走で前回失格のうっ憤晴らせ

 小田原FⅠ(18~20日)の前検日。黙々と自転車を組み立てる森田優弥(22=埼玉・113期、写真)を取材する報道陣の姿が目立った。記念初Vに王手をかけていた前回のいわき平。GⅠ直後の記念開催とあって強豪は不在。初日特選こそ先行を捲られて7着に沈んだが二次予選、準決ともに鮮やかな捲りで快勝。さらに決勝では115期の新鋭・朝倉智仁が前で森田を引っ張る。番手捲りで記念初Vのシナリオが…暗転した。
 
 後ろ攻めの朝倉が打鐘で主導権を奪う。番手にピタリと付いていった。あとは後続の仕掛けに合わせ番手から出るだけだったが、捲ってきた隅田をけん制した際に後輪が相手の前輪と接触するアクシデント。「後輪がつぶれてしまって4角からは踏んでも踏んでも前に進まず、次々に抜かれていって…」。ゴール目前のところで落車、斜行で森田は失格となった。
 
 それから中16日。「どこもケガをしていなかったし体は全く問題ない。決勝も自力で戦った方が良かったんじゃないのと周りには言われたけど、自分で決めたことなので後悔はしていない。それにもう終わってしまったことなので」。気持ちを新たにして次の戦いに臨んでいく。
 
 落車でフレームは駄目になってしまったが「以前に使っていたフレームを持ってきた。サイズ自体は変わらないし特に問題はなさそう」。小田原には初参戦。「33バンクは好きではないが出し切れるように頑張る」。前回失格のうっぷんを晴らす快走を期待したい。
 
 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の56歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰した。取材する機会の多いミッドナイト競輪は競走得点順に。「何番車ですか?」と聞かれることもなくなった。