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【記者コラム】競輪は9車だからこそ面白い

 青森トラック支援が今日開幕。北日本、関東、南関東の3地区の選手による開催。北日本の選手が2ラインに分かれるレースもあり、開催場の近隣地区斡旋ならではのメンバー構成だ。
 
 今まで連係していた選手が別線で戦うが「並び」はメンバー構成上決まる。三分戦、細切れ戦が多くなり割り切った別線勝負が主流だからだ。函館FⅠ(4~6日)、宇都宮FⅠ(8~10日)で話を聞いた中では〝7月以降の7車立て〟を見据えた選手も多かった。
 
 7月以降の7車立ては新型コロナウイルス感染症対策によるもので選手の移動を少なくする、選手の(宿舎、控室での)密を避ける、また車立てを少なくすることにより落車を減らす、などの効果がある。
 
 今の状況は数カ月先が見えないが、9車立ての競輪は現時点では6月(GⅡ、GⅠは除く)までとなる。ただ私をはじめオールドファンは競輪は「9車だからこそ面白い」と思っているはず。9車だからこそ作戦、駆け引きがあるし、競りもある。6月の残りは9車の競輪に集中したい。
 
 青森本場は無観客だが一部場外が開催されたことでマークカードを塗る機会もできた。青森初日の狙い目をいくつか掲げてみる。
 
 5Rは新田が弟子の内山と実戦で初めて連係。新田は「弟子が5人いて若手に刺激を受けている」と語る。前回宇都宮3日目で〝競輪らしい〟新田の経験を見せたレースで1着と健在。新田の頭で2、3着を絞りたい。7Rの山中は前回豊橋が約4カ月ぶりのレースだった。2戦目は「着以上に思ったより動けた」の状態なら1場所走ったことで上向き。山中本来のスピード戦を頭固定で狙いたい。また地元勢からは8Rの佐藤和、9Rの坂本周が前走の動きから上昇中。逆に波乱含みは10Rの近藤隆と藤根の対戦。両者ともに久々の実戦でどうか?
 
 ♤中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)7月13日生まれ、熊本県出身の57歳。慶大卒。87年4月入社、翌5月に小橋正義(引退)ら59期生のデビュー戦(花月園新人リーグ)で記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋33年。好きなレースは5車の結束、番手まくり、競り。