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【記者コラム】若者へのアプローチで持続的な人気を

 売り上げ目標に11億円届かず、前年比12%減。21日まで別府で行われたウィナーズC、4日間の売り上げは75億2861万7700円だった。22年は19年ぶりに売り上げ1兆円を達成したが、競輪は人気になったわけではないということなのか。何か手を打たねば。

 確かに裏でボートレースのSGはあった。ただ、そちらは売り上げ目標を達成。分け合ったのではなく、〝ギャンブルであればいい〟という人は競輪を選ばなかった。ミッドナイトもボートが開催時間を延長すれば、同じことになると証明されてしまった。また、コロナによる巣ごもり需要は終わったが、中央競馬の勢いは止まらない。人気があれば売れている。つまり、競輪はただブームに乗り、人気は上がっていない。

 じゃあ、どうする。競馬、ボートは何をやっていた?若者へのアプローチではないだろうか。競馬は人気若手タレントを使ったポップなコマーシャルで、競馬への入り口を作った。ボートも流行中のアニメとのコラボに積極的だった。実際、現場は若者が多い。人気として続けさせるには〝これから〟を作り、SNSで発信もしてくれる若者を取り入れることが必要だ。

 チャンスもある。ガールズケイリンを題材にした「リンカイ!」というアニメ、漫画の制作が発表された。競馬もゲーム「ウマ娘」で人気に拍車がかかった。競輪×アニメなんて今まであり得ない。ただ、それは新しいことをしている証拠。住む世界が違う人を引っ張り込める。もちろん、これだけではない。JRAが導入する騎手のヘルメットにカメラを装着することを真似るのもいい。迫力と臨場感は若者を刺激する。可能性はいくらでもある。

 もちろん、既存のファンも大事にすることは論じるまでもない。競輪は最高。ファンが好きな競輪を変える必要は全くない。ただ、新たな人へのアプローチ、入り口を作ることが、持続的な人気となる。記者も競輪好き若者代表として身を粉にする。まだまだ盛り上がろう、競輪。

 ◇渡辺 雄人 (わたなべ・ゆうと)1995年(平7)6月10日生まれ、東京都出身の27歳。法大卒。18年4月入社、20年1月からレース部・競輪担当。昨年は中央競馬との二刀流に挑戦。今年から再び競輪1本に。愛犬の名前は「ジャン」。

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