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【記者コラム】貴志修己 豪快な攻め光る逸材

 近畿地区で売り出し中の貴志修己(25=和歌山)に注目したい。昨年5月の新人戦でデビュー。今年1月に特別昇班でA級2班になってから、爆発的な脚力を武器に白星を量産している。攻めに迷いはなく、突っ張り先行も多用するパワフルな走りは必見。「詰めの甘いところはあるけど、しっかりと仕掛けさえすれば大丈夫。力を出し切ることを一番に、その中で結果を出せれば」。まだまだ粗削りなところは否めないが仕掛け損じは少なく、つねに全力プレーが光っている。レース内容を一番に考えて、先行選手として着実に成長を遂げている期待の逸材だ。
 
 7月平塚で優勝。8月岐阜では準Vと直近のリズムはいい。「練習の感触は良く、思った通りに走れている。踏み方が変わってきているので。2周行くつもりで仕掛けることを考えているけど、展開に応じて臨機応変に動けている」。それまでは組み立てが単調な面もあったが、徐々に柔軟性が増してきて展開に適した走りもできるようになってきたのが好結果の要因か。それでも直近15走中、最終バック本数が14本は立派なもの。どんな展開でも最後は仕掛けて力を出し切っているのが証明されている。着実に成長を遂げている近畿の若獅子が今後も自慢のパワーを武器に、豪快な仕掛けでレースを席巻する。(栗林幸太郎
 
 ◇貴志 修己(きし・なおき)1996年(平8)1月18日生まれの25歳。和歌山県出身。和歌山支部。117期。20年5月広島でデビューして、同年11月松阪で初優勝。今年1月小倉では9連勝を達成してA級2班に特別昇班。通算成績は96戦58勝。8V。1㍍75、82㌔。血液型O。