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【記者コラム】選手との二刀流「開催指導員」相楽にエール

 意外な共通点がある3人が好配当演出の立役者になった。
 5~7日に行われた立川FⅠのA級戦。各競輪場で「開催指導員」を務める選手が大活躍した。松戸の相楽修(49=千葉・78期)、小田原の高橋佑輔、宇都宮の塚本勝士が決勝入り。二足のわらじを履く3人がハッスルした。
 開催指導員とは各競輪場に1人在籍。ざっくり説明するとJKA、施行者、選手の間に入って開催が円滑に進むように気を配る職務だ。レースの判定(失格など)に対して審判と選手が直接的に話をすることはなく、その間に指導員が入っている。つまり橋渡し的な役割。そのほとんどが現役選手で、前記3人を当該競輪場で目にする時はスーツ姿で任務に就いている。
 相楽は今年7月で松戸の指導員となり10年目。「審判の判定に対して〝あの説明の仕方で良かったかな?〟と考えて眠れない日もあった」と気苦労を明かす。自身も現役として戦う立場。選手の不満は痛いほど分かるからだ。それでも「選手に感謝されることもある。目立つ仕事ではないけど面白さに変えて楽しめばいいと思って務めています」と、やりがいを感じながら裏方の仕事をこなしている。
 指導員は自身が務める競輪場のレースを走ることができない(借り上げ開催を除く)。練習時間も限られているが「指導員をやってるから弱くなったと言われたくない」と相楽。その思いを胸に立川は2連勝の勝ち上がりだった。ファンはなかなか目にすることがない選手と指導員の二刀流。開催を支える縁の下の力持ちにエールを送りたい。

 

 ◇小野 祐一(おの・ゆういち)1983年(昭58)10月26日生まれ、秋田県出身の39歳。06年スポニチ入社。予想では調子、ラインの結束力を重視。今年は紫波(岩手)、泉崎(福島)、境川(山梨)などの自転車競技場へ足を運びたい。

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