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【記者コラム】雨谷 代表卒業後初の大レースに挑む


 いよいよ明日、18日から第36回共同通信社杯が伊東で開催される。主役とされるのは圧倒的な脚力を持つ脇本雄太だろう。ナショナルチームで鍛えたスピードはまさに世界レベル。今回、そんな脇本を育てたナショナルチームを卒業後、初めてビッグレースに挑むのが雨谷一樹(30=栃木・96期、写真)。長年チームスプリントの第1走として、日本のスタートを切っていた男だ。
 
 雨谷は昨年の12月W杯で新田祐大、深谷知広と共に、日本勢16年ぶりの優勝を飾った。だが、東京五輪出場の夢が絶たれると、「長い間自転車競技をやってきて、いろんな経験をすることができました。これからは競輪選手として頑張っていきたい」と6月1日をもってナショナルチームを引退したことをSNSで発表。日の丸を背負う戦いにピリオドを打った。
 
 競輪選手としての新たな生活は「ダッシュの練習しかしてこなかった。今は街道練習やウエイトに取り組んでいる。1着を獲るためには粘りも考える」と練習も考え方も一変。番手を回ることも出てきた。6月の川崎決勝では同県の真杉匠を追走。「まだ慣れないですけどね」と話すように、逃げた真杉を車間を空けてかばおうとしたが、最終バックで3番手にいた別線に一度捲られる。それでも最後は自ら踏み上げ優勝。不格好なレースだったが、ラインの力、〝競輪〟で優勝をつかみ獲った。
 
 8月、名古屋でGⅠオールスター開催中、静岡を走っていた雨谷。テレビでトップの戦いを見て「ここで戦わないとですよね…」とぽつり。30歳で新たな競輪人生のスタートを切った雨谷。「GⅠを獲りたい」という目標へ。「競輪選手」として試金石の一戦に挑む。
 
 ♤渡辺 雄人 (わたなべ・ゆうと)1995年(平7)6月10日生まれ、東京都出身の25歳。法大卒。18年4月入社、昨年12月までレイアウトを担当し1月からレース部・競輪担当。愛犬の名前は「ジャン」。最近は7車立てもあり穴狙いを卒業し、本命党になりつつある。

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