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【記者コラム】颯馬に続け!!沖縄勢

 今年2回目のビッグレースの「ウィナーズカップ(GⅡ)」は3月24日に決勝戦が行われ、脇本雄太が2度目の同大会Vを決め1月、2月の不振を吹き飛ばした。ただ、今回は番手戦でのVだったこともあり、今までとは違う表情を見せた。突っ張りの窓場千加頼に、スタートを取って捲りを止めた古性優作。ラインの力で勝ったことで、近畿勢の結束はさらに強くなった。

 この大会で気を吐いたのが伊藤颯馬(25=沖縄、115期)=写真。勝負の準決勝で脇本、北井佑季ら強力メンバーを相手に最終1センターから踏み上げ、3着で初のビッグレース決勝進出を決めた。沖縄出身の選手として初の快挙だった。決勝戦でも単騎で近畿勢を叩いて先頭に立つ奮闘で見せ場たっぷりの5着だった。「レース内容も良かったし、上のステージが見えました」と着実にステップアップを果たす。

 沖縄に競輪場はなく、練習環境が恵まれないこと、移動の不便さもあり、以前は沖縄出身の選手でも他府県で登録するケースが多かった。ただ、最近は伊藤を代表に沖縄で育ち、沖縄登録でデビューする選手が増えてきた。伊藤の師匠で長く地元の選手を引っ張ってきた仲松勝太も「所属の選手は20人以上になりました。以前は5人で一緒にモガくこともなかったので、みんなで一緒に練習できるのはうれしい。以前は颯馬に九州で合宿があるなら、そちらに行けって言っていましたから」と笑顔で話す。

 今度デビューする新人では男子1人、次の期には男子1人、女子2人が養成所に合格して沖縄出身の選手は確実に増える。さらなる伊藤の活躍で競輪選手への注目が増していくことは間違いない。颯馬に続け!!明るくてガッツあふれる沖縄勢の活躍に期待がかかる。(緒方 泰士)

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