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【記者コラム】2度目の緊急事態宣言?競輪界への影響は

 昨年のグランプリは和田健太郎の初出場、初制覇で幕を閉じた。車券的には大波乱決着となり、2車単、3連単ともにグランプリ史上1位の高額配当。昨年の佐藤慎太郎に続き、アラフォー世代の活躍が自分を含めた中年男子に大きな勇気を与えてくれた。
 
 レース的には、やはり脇本雄太の先行を巡る流れとなった。他地区ながら、その番手回りを選択した平原康多に悲願達成の瞬間が巡ってきたと誰もが思っただろう。そしてゴール後は❼アタマの車券を握りしめながら「なぜ前に踏まない?」と憤ったファンも多かったと思う。しかし、あそこで外を止めに行くのが平原なのだと自分は思う。地区は違えど、あの4分間はライン。関東の横綱と呼ばれる男の誇りを見た気がした。やっぱり競輪は最高だ。
 
 話は変わるが、当コラムの打順が自分に回ってくるタイミングには、必ず大きなことが起こる。2度目の緊急事態宣言が決定されそうな動きになってきた。今回は感染拡大が続く関東地区の1都3県への実施となる見込み。飲食店への休業、時短要請が大きな骨組みで、全国一斉休校などの措置は取られない。また大規模イベント等は入場制限や対策強化のみで、自粛要請自体は出されない見通しだ。1回目の宣言時とは大きく異なっている。
 
 では競輪界への影響はどうなるのか。JKAに問い合わせたところ、現在検討中でアナウンスされるのは宣言後になるとの返答。あくまで1都3県の対応が主で、無観客を含めた開催形態を協議中だという。それ以外の43道府県に関してはガイドラインに基づいた現行のままの開催となりそうだが、対象地区の選手の移動が制限されれば、またブロック斡旋や記念7車立て等の対応がとられるだろう。
 
 昨年3月の緊急事態宣言の時、競輪界が行った迅速な開催自粛決定は英断だったと思う。しかし、早過ぎたが故に他業界に大きく後れを取る形となった。今回は迅速かつ慎重に決定を下してほしい。(岡田 光広