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【記者コラム】GⅡの自動番組は2次予選までに

 19日決勝の共同通信社杯は郡司浩平(32=神奈川)が優勝、平塚グランプリ出場へ大きく前進した。

 共同杯は一次予選と二次予選が自動番組制度で行われる。先行型に厳しいメンバー、逆に先行1車に近いメンバー、同県4人が一緒だったり、初連係もあるメンバー構成になる。ファンはいつも以上にコメントを重視、展開を推理して車券を買う。この自動番組はファンの意見が分かれる。

 私は番組概定(勝ち上がり)はGⅠは固定、GⅡ以下は時代に応じて柔軟に変えていいと思う。GⅠは、のちに記録が残る際、同条件の方が分かりやすい。今でも〝注釈〟が必要なビッグが過去にあったが、選手の強さを一言で表すのは「GⅠ○勝」が最も分かりやすい。そしてGⅠはグランプリ出場に直結する。過去に何度かあった悪変更を繰り返してはいけない。

 GⅡは、たとえばふるさとダービー。普通の記念同様の斡旋だった時代も、全日本選抜トライアルだった時代もあった。東西王座戦も東西別開催、自動番組など変更を繰り返した。GⅡは、その時代に試したい番組概定を行えばいい。

 ただし、開催当時の時代検証は必要だ。例えば〝自動番組は準決勝も〟という人は、10年4月の「共同通信社杯・春一番」を思い出すべき。当時は準決勝まで自動番組で行われたが、メンバーの強弱が偏った。準決勝の10、11RはSSが各2人に対して、12RはSSが6人。当時はSS18人の時代だが、GⅡで同格の準決勝の対戦メンバーではなかった。それ以前の〝東西横綱時代〟は、自動番組によって神山雄一郎と吉岡稔真が予選で対戦してしまう可能性を憂慮し、競輪事業に詳しい関係者に即、却下されていた。

 現在、GⅡは共同通信社杯、ウィナーズC、サマーナイトFの3開催。番組概定の変更は経費もかからず、ファンの声(売り上げ)を聞けばいい。ただし、過去の歴史を踏まえれば自動番組はせいぜい二次予選までだ。

 ◇中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)生まれ、熊本県出身の60歳。慶大卒。87年4月入社、同5月から競輪記者。以来、現場取材一筋36年。9車の勝負レースは5車の結束、番手捲り、競り。

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