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【記者コラム】117期にはS級で活躍必至の選手がズラリ

 
 競輪評論家の山口幸二氏の次男としてデビュー前から注目されていた山口拳矢(24=岐阜・117期)が24日の和歌山A級一、二班戦で3場所連続完全Vを飾りS級特進を決めた。ルーキーシリーズを含めて24連勝で最速でS級到達となった。強いと評判の117期では、早期卒業した寺崎浩平に続いて2人目のS級選手になる。

 寺崎、山口に代表されるように117期の特徴は破格の上がりタイムだ。すでにビッグレース戦線で活躍する寺崎はもちろん、山口も400バンクで10秒台のタイムを連発している。惜しくも8連勝で止まりS級特進ならなかった同期の町田太我も両者に迫るタイムを残している。

 今、取材に来ている松山競輪でも117期の犬塚貴之(20=愛媛)=写真=がチャレンジを9連勝で突破して、地元で初のA級一、二班戦を迎えた。初日予選は最終ホーム3番手から鋭く踏み込み快勝。地元で好発進を決めた。「めっちゃ緊張しましたが、一、二班戦でも行ける感触はあります」と笑顔。1㍍59、64㌔と小柄の体格でパワーでガンガン押すタイプではない。その分、ダッシュ力とヨコの動きも苦にしないシャープな走りが持ち味だ。「同期の山口さんとはレベルが違いますが、あこがれの選手です。自分は自力で行けるところまで行って、将来的にはヨコの動きでも勝負できるようになりたい」と意気込む。目標とする選手は師匠の橋本強に加え、体格が似ている変幻自在の走りでビッグレースで活躍する三重の坂口晃輔と話す。同期で切磋琢磨(せっさたくま)して、近い将来はS級で活躍間違いなしの好素材だ。(緒方 泰士