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【記者コラム】GP選考基準などは簡単に変えるな

 立川記念の清水裕友(25=山口)に続き和歌山記念もS班の松浦悠士(29=広島)が優勝。今日からの大宮記念はS班から平原康多(37=埼玉)と中川誠一郎(40=熊本)が出場、S班記念Vを継続できるか?

 
 記念競輪の勝ち上がり方式(番組)が変更されて1年。初日は特選3レース→特選1レース。2日目は優秀1レース、二次予選6レース→二次予選A、Bに。108人の出場選手での4日間開催は〝勝ち上がりレースをより多く〟するために車券に貢献しない(4着以下)選手が勝ち上がるのは仕方ない面がある。ただし勝ち上がり方式(番組)の変更は経費的な面から試行錯誤してもいいと思う。

 
 今年は五輪開催。昨年以上に新田祐大(33=福島)と脇本雄太(30=福井)の2人が実戦を遠ざかる予定。五輪まではS班7人がグレードレースの中心。そこまでは記念初日の特選1レースが似たような顔ぶれになることは少ないが、新田と脇本の実戦復帰以降は初日メインレースが似た顔触れになるおそれがある。来年1月からの変更を視野に入れた方がいい。

 
 ただし簡単に変更してはいけないのはGPの選考基準であり、GⅠの出走回数や勝ち上がり方式。競輪選手の略歴は「GP○勝、GⅠ○勝の実績」になる。02年に行われたグランプリポイントでの選出、また08~11年に行われた注釈をつけるようなGⅠ(SSシリーズ、SSカップ)があってはならない。

 
 GⅠの勝ち上がりも優勝まで4走が基本。敗者復活戦、ゴールデンレーサー賞1着の決勝進出もあったが4走が大前提。昨年11月の競輪祭のポイント制2回走りは不評。車券推理に余計な要素(ポイント)が加わる。06年の花月園オールスターで実施されたポイント制の不評(勝ち上がりレースを多くするために準決勝A、B、Cが存在)などを忘れてはならない。(中林 陵治