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【高松GⅢ「玉藻杯争覇戦」】浅井 魅せたGⅢ34V

 高松競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪 開設73周年記念「玉藻杯争覇戦(GⅢ)」の決勝戦は20日12Rで行われ、浅井康太(39=三重・90期)が捲り上げ番手捲りの松浦悠士をとらえてV。4日制GⅢ通算34Vで記録を更新した。

 残り2周のホームめがけて町田が踏み込み菊池と先行争い。菊池の後ろで佐藤と東が激しく競り、菊池の後位に町田がはまる展開になる。町田が番手から出て浅井が捲り上げ、最終バックではさらに松浦が町田の番手から踏み込み押し切る態勢だったが、松浦の番手にスイッチした浅井が鋭く差し切り大激戦を制した。

 「どうなっても中団からと考えていました。捲り上げて東君に止められたので立て直して走ることができました」と振り返る。

 今開催は追加だったので不安を感じさせての参戦だった。初日こそ7着に終わったが、2次予選で立て直し、準決勝は最終バックから犬伏湧也との壮絶なモガき合いを制して勝利と尻上がりに調子を上げて今年初Vにつなげた。

 「前回の全日本選抜から他地区の先行選手につかせてもらって経験と勉強になる開催が続いています。今後もしっかり競輪に向かい合って気持ちを高めていきたい」。熱い気持ちに確かな脚力。今年も進化は止まらない。

 ◇浅井 康太(あさい・こうた)1984年(昭59)6月22日生まれ、三重県出身の39歳。90期。11年の寛仁親王牌、オールスター、18年の競輪祭でGⅠ3V。15、17年のKEIRINグランプリ覇者。GⅢ優勝は昨年11月四日市記念以来34回目。1㍍80、75㌔。血液型O。

 ◆次走 優勝した浅井康太は四日市FⅠ(3月9~11日)、2着の松浦悠士は玉野GⅢ(29日~3月3日)、3着の井上昌己は西武園FⅠ(26~28日)。

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