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中川完全Vで”地元記念”連覇 GⅢ火の国杯争奪戦in久留米決勝

↑4連勝で3度目の地元記念を制し笑顔で賞金ボードを掲げる中川

 

 開設69周年・熊本競輪「火の国杯争奪戦」GⅢin久留米は27日、第12Rで決勝戦が争われ、中本の逃げに乗った中川誠一郎(熊本・85期)が8度目(協賛GⅢ含む)の記念優勝を飾った。中川の地元記念Vは昨年の68周年以来で3度目。4連勝での記念制覇は初めて。
 
 大一番の隊列は門田―小川―中本―中川―柴崎―浅井―松谷―松浦―柏野。松浦が切り、さらに柴崎が叩く。その上を鐘前から中本が発進。巻き返す門田、後方からも松浦がスパートするがBS番手まくりした中川が快勝。まくり追い込んだ松浦が2着。中川後位に追い上げる形になった門田が3着に食い込んだ。
 
 今年すでにGⅠを2勝している中川だが「GⅠ以上に気合が入る」と地元記念に懸ける思いは誰よりも強かった。優勝に大きく貢献した中本をはじめ準決の上田尭ら熊本勢のあと押しが大きかった。記念開催で初の4連勝を飾った中川は「ワンチームになれた」とひと役買った後輩たちを称えた。来月に控えるGⅠ競輪祭を前に「九州の代表としてしっかり走りたい」とさらなる活躍を誓った。
 
 ♤中川 誠一郎(なかがわ・せいいちろう)1979年(昭54)6月7日生まれの40歳。12年ロンドン五輪、16年リオ五輪に出場。GⅠ優勝3回。記念優勝は8回目。通算成績は1470走438勝。1㍍74、87㌔、血液型AB。
 
 ◆次走 優勝した中川の次走は小倉競輪祭(11月19~24日)、2着松浦は松戸FⅠ(同4~6日)、3着門田は小松島FⅠ(同13~15日)。

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