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平原 頂点へ熟成フレーム KEIRINグランプリ30日発走

↑青い新フレームを見せる平原

 

 令和最初の総決戦「KEIRINグランプリ2019」が30日に立川競輪場で行われる。優勝賞金1億340万円の大一番に出場する9人のグランプリ戦士が27日、同競輪場に集結。関東のエースとして挑む平原康多(37=埼玉)らが意気込みを明かした。きょう28日は来年に迫った東京五輪でメダル獲得が期待される小林優香(25=福岡)と連覇を狙う児玉碧衣(24=同)が激突する11R「ガールズグランプリ2019」(優勝賞金1005万円)をメインに、1~10RでオールS級のFⅠ「寺内大吉記念杯」が開催される。
 
 新時代の王者を決める令和最初のグランプリ。今年のベストナインはそれぞれの思いを胸にGP発祥の地・立川で顔を合わせた。展開の鍵を握るのは単騎で走る3人の実力者たちだ。
 
 「納得いく1年ではなかったが、何とかたどり着いた」。こう振り返ったのが関東勢でただ1人出場する平原。今年はGⅠ無冠。競輪祭まで神経をすり減らす賞金バトルを繰り広げ、獲得賞金7位で出場権を手にした。85年スタートのGPで関東勢が不出場の年は一度もない。関東のエースは重責を果たし先輩たちからのバトンをつないだ。
 
 年間で何十台もの新車に乗る平原だが、10回目の大一番は約3年〝熟成〟させた濃い青色の新フレームを引っ張り出した。「新車を作ったからといってすぐに乗るわけではない。いつか使おうと思っていたモノ。1回ぐらい乗ったかな?ド新品。この時期の気温などを考えてチョイスした」。今年は「かみ合わなかった」と言うが、試行錯誤があって今がある。「自分がやりたいメニューをこなし、悔いが残らないように練習した。自信を持って頑張ります」。10度目の正直へ不退転の決意をにじませた。
 
 今年GⅠ2冠の中川は3年ぶり2度目の挑戦。ピリピリした様子はなく、優しい笑顔の〝誠ちゃん〟は「前回(16年7着)よりいい着が目標」と控えめに話す。「スタートしてこの位置がいいかなと思えば付いていく」。単騎でフィーリングに身を任せ、勝負どころでスーパーダッシュを爆発させるVイメージを膨らませた。
 
 川崎をホームバンクにする選手では初のGP出場となる郡司。2年前の平塚GPは次点に泣いたが、今年は獲得賞金で9番目に滑り込んだ。「体調面は問題なくいい状態。前回落車したのでフレームと体がマッチさえすれば。自分の持ち味を出して終わりたい」。常に攻めるのが郡司のスタイル。金子貴志(13年立川)以来となる初出場初戴冠をにらんだ。
 
 ❶中川誠一郎=出来過ぎな1年。直前の感触的にはまずまず仕上がったんじゃないかな。単騎で展開が向けばしっかり仕留めたい。
 
 ❷松浦悠士=自分のやりたいレースができたいい1年だった。競輪祭後は変わらずいい状態。清水君と息の合った走りを見せたい。
 
 ❸脇本雄太=今年は去年以上に競技に専念。その中で充実した1年。GPの過ごし方が分かってきたので去年よりいい結果を。自力。
 
 ❹佐藤慎太郎=競輪祭の落車の影響はない。予定通り練習ができた。新田に任せて余計なことは考えずにしっかり付いていきたい。
 
 ❺清水裕友=今年はケガもあったが、その中で安定した成績を残せた。優勝を狙うのは当然だが、自分の力を出し切りたい。
 
 ❻郡司浩平=初出場だが思った以上に雰囲気にのまれていない。悔いがないように自分の持ち味を出して終わりたい。単騎戦。
 
 ❼新田祐大=早い段階でGPを決められて自転車競技に専念できた。しっかり練習できていい状態を作れた。自力勝負。
 
 ❽平原康多=競輪祭後の最初の10日間は何もせずリセット。そこからハードに練習して体を作り直した。単騎でうまく仕掛けたい。
 
 ❾村上博幸=今年を振り返ればGⅢもGⅡもGⅠも勝てた。体を一度リセットしてからしっかり練習してきた。脇本君の後ろ。