
老朽化のため、一昨年から再整備が行われている広島競輪は10日、競輪開催に先駆けてスタンド棟をオープンする。外観は広島港の近くに立地することから艦船をイメージ。バンクを一望できる「Ujinaスカイデッキ」が新設された4階屋上には、帆のような大きな屋根が構えている。館内に入ると、赤と黒を基調とした映画館のような雰囲気のもと、1階から4階まで一般観覧席と指定席が計500席。場外車券発売が再開され、1階では大型ビジョンでレースが観戦できるほか、フードコート内では広島県内で人気のうどんチェーン店「ちから」が営業を開始する。
オープンを前に3日、行われたメディア内覧会で広島市経済観光局競輪事務局の松本亜紀事務局長は「いろんな方に新しい気持ちで楽しんでいただければ」とアピールした。なお、本場再開は11月を予定している。