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新田GⅠ7V 名古屋オールスター競輪決勝

 新田が今年初のGⅠ制覇――。「第62回オールスター競輪」の決勝戦は18日、名古屋競輪場で争われ、菅田壱道の逃げに乗った新田祐大(33=福島・90期)がまくって優勝。グランプリ2019(12月30日・立川競輪場)の出場権利と賞金4400万円を獲得した。新田のオールスター優勝は15年の松戸以来2回目。GⅠ優勝(4日制以上)は18年2月の四日市全日本選抜以来、通算7回目。
 

↑オールスター2度目の優勝を果たした新田
(左)は河村たかし名古屋市長に祝福される

 

 競輪ファンに愛された者しか出場できないオールスター。今年、その頂点に立ったのは新田だった。
 
 開催まであと1年を切った東京五輪。脇本雄太、深谷知広らと共にナショナルチームの活動に従事している新田もまた、今年最後のGⅠチャンスだった。残念ながらブノワジャパンの仲間たちは勝ち上がりで姿を消したが、新田は菅田、渡辺一、佐藤慎という頼もしい北日本の仲間たちと決勝進出。4車結束の番手位置で大一番に臨んだ。
 
 「今までにない緊張感だったけど、(菅田)壱道が前で頑張りたいと言ってくれてうれしかったし、先輩方も後ろを固めてくれて本当に頼もしかった」
 
 号砲と共に新田自ら飛び出して前を確保。青板から抑えにきた郡司を菅田が出させず、赤板突っ張りでガンガン飛ばす。上位独占が決まったかに思われたが、最終2コーナーで5番手の平原が矢のように飛んできた。
 
 「壱道のカカリの凄さに苦しくて、踏み遅れてしまった。平原さんの強さに生きた心地がしなかった」
 
 一瞬のスキを突かれて最終バックを奪われ、半車身先行される苦しい展開に。それでも最終2センターでは仲間たちの思いを背負った新田の気迫が勝り、通算7回目(SSカップみのり除く)のGⅠ優勝で見事にグランプリ出場権を獲得。
 
 「今後の競技スケジュールは4日後に開幕するジャパントラップカップの結果次第。グランプリに向けては、いま以上に強くなれるように練習に励みます」
 
 12月30日、立川バンクではさらに強くなった新田祐大に出会えるはずだ。(岡田 光広)
 
 ♤新田 祐大(にった・ゆうだい)1986年(昭61)1月25日生まれ、福島県会津若松市出身の33歳。県立白河高卒。05年7月プロデビュー。通算成績は880戦303勝。通算取得賞金は9億5281万円。主な優勝は第68回日本選手権競輪(15年)、第58、62回オールスター(15、19年)、第67、68回高松宮記念杯(16、17年)、第59回競輪祭(17年)。第33回全日本選抜(18年)。1㍍72、86㌔。血液型O。
 
 ◆次走斡旋 1着・新田の次走は未定、2着・佐藤は大宮FⅠ(9月2~4日)、3着・諸橋は京王閣FⅠ(25~27日)。
 
 ▼佐藤慎太郎(2着)内も外も気になり、緊張したレースだった。最後は外を踏んでも間に合わないので、内で行けるところまでと思い踏んでいった。
 ▼諸橋 愛(3着)康多(平原)がいい感じで行ってくれて自分にも勝負圏はあったけど、力不足でした。
 ▼渡辺一成(4着)諸橋さんのところで勝負しないといけないのに、う回してしまった。
 ▼中川誠一郎(6着)仕掛けても詰まる感じがなかった。完敗です。
 ▼郡司浩平(7着)勝負にならなかった…。
 ▼中村浩士(8着)何も貢献できずに、郡司君に申し訳ない。
 ▼菅田壱道(9着)突っ張ってから全開で踏んでいくことしか考えてなかった。