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松浦 結束力示したV 名古屋GIオールスター決勝

↑オールスター競輪メインキャラクターのコスプレイヤー・桃月なしこさんから花束を贈呈される松浦悠士

 

 「第63回オールスター競輪」決勝戦が16日、名古屋競輪場で行われ、原田研太朗の逃げに乗った松浦悠士(29=広島・98期)が番手まくりで優勝。賞金4480万円と2年連続2回目のグランプリ(12月30日、平塚)の出場権利を獲得した。松浦のGⅠ優勝は19年11月の競輪祭以来。断然人気の脇本雄太は2着。2車単❸―❼1940円(6番人気)の決着だった。
 
 中四国のエースがラインの力で強敵を撃破して金星を挙げた。レースは中四国勢の先頭を走った原田が打鐘で主導権を握ったが、脇本もホーム手前からロングスパート。けん制した松浦が自らまくり出て両者で壮絶なもがき合いに。いったんは脇本に先頭に出られた松浦だったが、内から懸命に踏み上げて最後は脇本に4分の3車身伸び勝ち2度目のGⅠタイトルをゲットした。
 
 「脇本さんが仕掛けてきたので波をつくって少しでも脚を消耗させられればと思った。それでも出られてしまい、半周以上併走に。脇本さんもキツそうだったけど、タテ脚だけでは厳しいと思い、ヨコもしてすべてを使って勝てた。ラインの力で何とか勝てた」
 
 先頭の原田の頑張りに応えて松浦はタテヨコの動き、持てる力をすべて脇本にぶつけて勝ち取った勝利と言える。それほどまでに強大な相手を撃破して価値あるVだ。加えて中四国の結束力にラインの強さを示した一戦とも言える。松浦自身、6月高松宮記念杯の決勝では脇本に完敗。「高松宮記念杯では悔しい思いもしたのでうれしい」と見事リベンジを果たして笑顔を浮かべる。
 
 「今回はラインの力で勝てたけど、これが自分の力だけだったらどうか。それが課題になってくる。個人の力でも勝てるように、グランプリの優勝を目指して精いっぱい頑張りたい」
 
 おごることなく冷静に自己分析して気を引き締める。新たなる目標を掲げてさらに進化を目指す。今後も競輪界の中心で輝きを放ち、中四国のエースとして躍動する。(栗林幸太郎
 
▼古性優作(3着)打鐘4角で内藤さんにもらったのがきつかった。自力で脚を付けて、また脇本さんとレースできるように。
▼諸橋 愛(4着)慌ててコースを間違えた。内に行けば確定板はあった。
▼内藤秀久(5着)脇本君を止められなかったので、古性だけでもと思って振ったけど…。もっとバチンと当たるべきだった。
▼山田英明(6着)飛びつこうと思ったけど出なかった。
▼守沢太志(7着)前が強かった。実力の差を感じました。
▼柏野智典(8着)脚に余裕がなくて松浦君を追い切れなかった。
▼原田研太朗(9着)カカリはあまり良くなった。松浦君が強かった。優勝してくれて良かったです。
 
 ♦次走 優勝した松浦悠士と3着古性優作の次走はGⅢ小田原記念(8月27~30日)。2着脇本雄太はGⅡ共同通信社杯(伊東温泉、9月18~21日)に出場予定。