ニュース&記者コラム

真杉 単騎捲り連覇 西武園GⅢ「ゴールド・ウイング賞」

 西武園競輪開設75周年記念GⅢナイター「ゴールド・ウイング賞」(優勝賞金562万円)は31日に12Rで決勝戦が行われ、単騎の真杉匠が捲って大会連覇を達成。西武園では23年のオールスターから3連続優勝となった。真杉のGⅢ優勝は24年4月の当地以来5度目。

 真杉が昨年に続いて結束した地元勢を豪快にのみ込んだ。新山―南―森田―武藤―宿口―久木原―真杉―山口―塚本で周回。赤板で山口が思い切り踏み込み前に出切り、真杉は中団をキープ。最終バック過ぎから捲りを打ち、ブロックもしっかり乗り越えた。

 真杉は「地元勢が相手でやりにくさはあった。作戦はなかったけど、乗りながら考えた。うまく流れに乗れたと思う。みんな脚を使って、自分だけサラ脚だったので。最後は何とか伸び勝てた」と汗をぬぐって振り返った。

 直前にS班になる以前のレース映像を見て原点回帰。何でもできるだけにヨコの動きにもこだわりがあったが、改めてタテ勝負に専念。連日の積極策から決勝も力強い推進力が光った。「昨年から記念で弱すぎてダメダメだった。積極的な走りができれば、また次につながるはず」とさらに本来の走りに磨きをかける。

 9月は斡旋が止まるが「合宿の予定があるので、10月の寛仁親王杯に向けて頑張りたい」と先を見据えていた。(渡辺 雄人)

 ◇真杉 匠(ますぎ・たくみ)1999年(平11)2月1日生まれ、宇都宮市出身の26歳。作新学院高卒。18年7月113期としてプロデビュー。通算成績は609戦237勝。1㍍75、76㌔。血液型A。

 ◆次走 優勝した真杉匠は9月斡旋が止まるため京王閣記念(10月2~5日)。2着の宿口陽一は小倉FⅠ(6~8日)。武藤龍生は共同通信社杯(福井、12~15日)。

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