ニュース&記者コラム

郡司完全でV2 松阪GⅢ「蒲生氏郷杯」決勝

 松阪競輪の開設74周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪(GⅢ)」は26日に決勝戦が行われ、郡司浩平(34=神奈川)が番手から抜け出しV。大会連覇で22回目のGⅢ優勝。2着は山田庸平、3着は岩本俊介。売り上げは64億5139万3600円。目標の60億円を上回った。

 南関勢が正攻法に構えた時点で、番手の郡司の優勝確率が高くなった。レースは深谷―郡司―岩本―古性―岩津―浅井―佐藤慎―山田庸―小川で周回。後方から山田庸が叩きに出たが、深谷が強引に突っ張って先行態勢。鐘から南関の後ろがもつれる形となって、番手の郡司には絶好の展開。後続の動きを見ながら一気に抜け出し、4連勝のパーフェクト優勝を飾った。

 「深谷さんに任せていました。後ろの岩本さんも内を締めてくれましたし」とラインに感謝。「古性君が追い上げか捲りで来るかな」と警戒していたが、古性らしい動きがみられず、絶好レースの展開で勝機をつかんだ。  

 準決で通算400勝を達成するなど、今開催は〝郡司〟のシリーズだった。

 「グランプリが終わって、レースでその悔しさをぶつけたい」との思いが強くなり、30日からの高松GⅢの追加を受けた。

 「目の前のレースをしっかり戦うことですね」

 自力でも番手でも強い郡司が、主役の戦いを演じる。

 ◇郡司 浩平(ぐんじ・こうへい)1990年(平2)9月4日生まれ、神奈川支部所属の34歳。2011年1月デビュー。主な優勝はGⅠ、GⅡともに3度の優勝。スピードの加速力は輪界屈指を誇る。通算成績1087戦401勝。1㍍67、80㌔。血液型A。

 ◆次走 優勝した郡司浩平は高松GⅢ(30日~2月2日)、2着の山田庸平は静岡FⅠ(2月7~9日)、3着の岩本俊介は静岡GⅢ(2月13~16日)。

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