ニュース&記者コラム

ガールズ野口もドーピング違反

 JKAは25日、ガールズケイリンの野口諭実可(32=大分)から禁止物質が検出されたと発表した。大宮競輪出走中の2月7日に行ったドーピング検査で、筋肉増強効果があるタンパク同化男性化ステロイド薬「ナンドロロン」の代謝物、副作用を抑えるとされる抗エストロゲン薬「クロミフェン」とその代謝物、同「タモキシフェン」の代謝物が尿検体から検出。JKAはドーピング違反と認定し、4月1日から3カ月の斡旋停止を決定した。

 野口はガールズ1期生として12年7月にデビュー。初勝利には1年を要したが成績は徐々に向上。21年2月に小倉で初優勝を飾ると、昨年は年間7Vを挙げると共にGⅠオールガールズクラシックで決勝進出を果たした。今年も決勝で好成績を残していたが、3月以降は欠場が続いていた。

 競輪では2月にS級S班・北井佑季のドーピング違反が発覚。日本競輪選手会が北井に対し、斡旋規制とは別に6カ月の出場自粛処分を下したばかりだった。立て続けに違反者が出たことを受けJKAは、GⅡ以上の全開催での検査実施、斡旋停止期間を最長3カ月から1年に延長、複数回の違反者には登録消除を含めた処置を講じることを決定した。

 ◇野口 諭実可(のぐち・ゆみか)1992年(平4)7月28日生まれ、群馬県伊勢崎市出身の32歳。私立常磐高卒。12年7月プロデビュー。18年に群馬から大分支部に移籍。通算成績は1045戦96勝。総取得賞金は1億792万円。1㍍61、62㌔。血液型O。

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