ニュース&記者コラム

「競輪・オートレースの補助事業」22年度交付式セレモニー開催

 競輪・オートレースを統括し、国民の健全なる余暇を推進する公益法人JKAが4月15日、川口オートレース場で「競輪・オートレースの補助事業」について2022年度の交付式セレモニーを行った。

 式典にはオートレーサーの森且行(48=川口)と競輪選手の佐藤慎太郎(45=福島)も出席。久しぶりに森が公共の場に姿を現すとあって、ホールには多くのファンが詰めかけた。

 森は2021年1月に飯塚オートで開催されたGⅠ開設64周年でレース中の落車により骨盤骨折、腰椎破裂骨折などの大けがを負い、入院生活が続いていた。

 「今年1月下旬に背中のプレートを外す5回目のオペが終わり、やっと体の可動域が出てきた。これからリハビリを重ねて柔軟性を持たせるトレーニングをしなくてはと思っている」と、日常生活には支障がないレベルまで回復した姿をファンに直接披露でき、とびっきりの笑顔を見せた。

 復帰に向けては「麻痺が残っていて、神経がつながるには2年くらいかかる。今は焦らず、来年初めごろまでは様子を見ながらリハビリに励みたい。まずは6月に練習に参加して足りない部分を見極めたい」と、前向きな姿勢を見せた。

 今月26日~5月1日に地元・川口でSG第41回オールスターオートレースが開催されるが「オールスターはファンの投票あってこその大会。今年は出場できず残念だが、自分も毎年たくさんの方が投票してくれるのでありがたい。今回はオート界初の6日制なので、ぜひ本場に遊びに来て、レース場を盛り上げてほしい」とファンに呼びかけた。

 また、同席した佐藤も来月3日~8日には地元開催のGⅠ第76回日本選手権競輪が控えており「まずは焦らないことが大切。無理をして悪くならないようにしてほしい」と森にエールを送り、「地元で開催される特別なGⅠ。最後のつもりで全力で頑張ります」と、健闘を誓った。

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