立川競輪場は9日、中央スタンド2階特別観覧席=写真=がリニューアルオープンする。今年4月から同エリアを閉鎖して工事を行い11月末に完了。きょう初日を迎えるFⅡ開催からお披露目となる。
特別観覧席の座席はシングル化。座席数は従来の652席から304席へ。既存の座席と比べて幅と奥行きが広がり、ゆったりと座れる〝リッチ感〟が増した印象だ。座席には19㌅のモニターが設置され、スマートフォンなどの充電に欠かせない個別コンセントとUSBポート、タイプCも完備。快適性と利便性が増したことでファンはより車券に集中することができる。内装も全面改修。天井、壁、床を張り替え、売店や多機能トイレもリニューアルした。座席料金は本場開催で1500円、場外開催は1000円となる。
バンクもウォークトップを塗り替え、奇麗な走路に生まれ変わった。1センター中央にある541㌅の大型ビジョンはLEDパネルを更新。解像度が上がったことでクリアな画面になりオッズが従来よりくっきり見えるようになった。
30日に立川競輪場で号砲が鳴るKEIRINグランプリへ向けてファンも選手も喜ぶ環境が整った。