ワンチャンスを逃さずに鋭い伸びを見せた岩本。捲った吉田拓ラインを追うと、2センターで外に持ち出して直線外から強襲して2着に。「少しもつれてくれたので。仕掛けどころもあそこがベストだった」と単騎でも冷静な運びから力を出し切れたのが結果につながった。
GⅠ初優出で見事な連対。「少し夢を見た。あんなに伸びるとは思わなかった。自分でもびっくり」と目が点になるが、実際仕上がりの良さも光っていた。2着の賞金でも4080万円で、年末のグランプリ出場も大きく近づいた。勢いに乗り後半戦も躍進していく。
▼古性優作(3着)ホームで平原さんのところに行くべきだった。力不足です。力があればどんな展開でも1着に来られるので。
▼吉田拓矢(4着)あそこ(ホーム)からなら持つと思った。また戻ってこれて良かった。ラインから優勝者を出せて良かった。
▼武藤龍生(5着)3番手の仕事をしようと。3回目のGⅠ決勝で前より落ち着いてレースができた。
▼清水裕友(6着)挟まれる形になって。自分が叩ける脚がないと。終わり方がこんなのでは情けない。
▼諸橋愛(7着)実質2分戦のような感じで、展開は予想していた。
▼山口拳矢(8着)余裕があったけど進まなかった。ダービーの決勝に乗れたのは自信になる。
▼小林泰正(9着)関東同士でつぶし合っても仕方ないと思っているうちに駆けるのが遅くなって…。圧倒的に経験不足でした。
◆目標クリア 日本選手権の6日間の売り上げは152億5791万4200円。目標の143億円を大幅に上回った。