二次予選3着は7人中4人しか準決勝へ勝ち上がれない狭き門。最後に滑り込んだのは地元山崎だった。二予3着の清水、守沢、新山の3人は特選スタート組で山崎より上だったが、雨谷は共に一予1着で選考順位(山崎71位、雨谷72位)が明暗を分けた。
〝微差〟で勝ち上がりグランドスラムに望みをつなげた山崎は「(一次)予選スタートからは乗れないと思っていた。半分は諦めていたが、まさか乗れるとは。9割以上はダメだと思っていた」と胸をなで下ろした。
準決勝11Rは新山響の番手回りで成田が後ろを固める強力ライン。「責任がある位置だし迷惑をかけないように、やれることをやる」と表情を引き締めた。