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【グランドスラム達成JKA表彰】新田 次の目標は「グランプリV」

笹部俊雄JKA会長(右)から記念品を贈呈される新田(JKA提供)

 新田祐大(37=福島・90期)のグランドスラム達成のJKA表彰が11日、都内のJKA本部で行われ、笹部俊雄JKA会長から新田に記念品が授与された。
 新田は昨年10月、寛仁親王牌で優勝して井上茂徳(引退)、滝沢正光(引退)、神山雄一郎に次ぐ4人目のグランドスラムを成し遂げた。会見に臨んだ新田は「過去の先輩方は若くて勢いのある時に達成している。僕の年齢(当時36歳)で達成できたのは凄いことだと多くの人に言ってもらえた」と胸を張った。19年のオールスター優勝で王手をかけて「オリンピック(21年)に向け万全の状態の時に最後の一つを勝てるのでは」と考えていたというが、それはかなわず。昨年5月、日本選手権競輪の前検日指定練習で落車して右肩鎖関節を脱臼。なかなか調子が上がらず「GⅠでの活躍は肉体的に諦めないといけないかなと考えていた」と弱気になっていたと明かす。「気持ちが苦しい中、寛仁親王牌で優勝できたことは今後の競輪人生の励みになった」と振り返った。この先の目標は「まだ獲ったことのないKEIRINグランプリ優勝」。前人未到の6GⅠ+グランプリ優勝の偉業を目指していく。

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