中野慎詞(22=岩手)が16日の青森11Rを快勝。デビューから無傷の18連勝でS級へ特別昇級を決めた。
121期を早期卒業、ナショナルチームで鍛錬を積む若武者の力は違った。「絶対に勝つ」と強い気持ちと自信を胸に臨んだ決勝。前受けから後方に引いて最終ホームで果敢に仕掛ける。一気に先頭に立つと1着でゴール。目標としていた18連勝でS級昇級の目標を達成した。「ここで決めるつもりで来ていた。今回は北日本の凄い自力選手ばかり。新田祐大さんと話す機会はなかったが、高橋晋也さんには〝S級はA級とスピードが違う。緩んだ時にしっかり仕掛けないと出切れないよ〟とアドバイスされた」と話した。チャレンジ戦導入以降、デビュー18連勝でS級に上がったのは深谷知広、117期早期卒業の寺崎浩平など6人目。深谷は20連勝、寺崎は19連勝でストップ。中野がどこまで連勝を伸ばすが注目だ。
【中野 S級特昇】
2022/4/17