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【久留米GⅠオールガールズクラシック】碧衣 豪快捲り完全V

 地元で完全復活!久留米競輪場のGⅠ「第2回オールガールズクラシック」は最終日の28日、第12Rで決勝が行われ、小林莉子が逃がされる中、5番手バックから捲った児玉碧衣(28=福岡)が快勝。昨年のパールカップ(岸和田)以来、2度目のGⅠ制覇を達成した。優勝した児玉は賞金750万円(副賞含む)とガールズGP2024(12月29日、静岡)の出場権を一番乗りで獲得。9年連続となるGP出場を決めた。

 最後の最後まで児玉が主役だった。「完全優勝したい」と乗り込んだ地元GⅠで有言実行の3連勝V。昨年のパールカップに続く2度目のGⅠ優勝で、9年連続となるガールズGP出場権を獲得した。

 ゴールデンウイークの開催。多くの地元ファン、児玉ファンがスタンドに詰めかけた。

 「3日間で今日が一番、歓声が凄かった。選手紹介の時も〝アオイ〟コールが聞こえてきてめっちゃ緊張した。でもその声援が力になって優勝できたと思う」

 レースはスタートでけん制が入り、道中もスローな流れ。全員が児玉を意識する中でもきっちりと勝ちきって人気に応えた。

 「スタートでけん制が入ったりしたけど、道中も落ち着いて走れたと思う。カマす勇気はなかったけど、出切ってからもいい感じで踏めていた。ここ最近の中では一番の状態だったと思います」

 前検日に〝これが最後かもしれない〟と表現した地元GⅠで、あらためて強さを見せつけた。昨年に続く一番乗りで9年連続のガールズGP出場だ。

 「去年はパールカップ優勝でGPを決めて一回リセットしてしまった。今のままではナショナルチームに力で劣っている。今年は気持ちを切らさず、向上心を持って練習に励みたい」

 次走は5月6日からの小倉。最終日は29歳の誕生日のシリーズだ。そして約1カ月半後には連覇が懸かるパールカップがある。

 ◇児玉 碧衣(こだま・あおい)1995年(平7)5月8日生まれ、福岡県大野城市出身の28歳。筑陽学園高卒。108期。通算成績は646戦536勝。主な優勝はガールズグランプリ3回(18、19、20年)、第1回パールカップ(23年)、第2回オールガールズクラシック(24年)。1㍍68。血液型O。

 ◆次走 優勝した児玉碧衣は5月6~8日の小倉、2着の吉川美穂は同3~5日の川崎、3着の尾崎睦は同6~8日の小田原。

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