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【久留米GⅢ最終日第30回中野カップレース】山崎賢人 〝競輪復帰〟初戦V

 久留米競輪の開設75周年記念「第30回中野カップレース」(GⅢ)は6月25日、12Rで決勝戦が行われ、九州ライン3番手回りの山崎賢人(31=長崎)が昨年の競輪祭以来の競輪出場で、5年7カ月ぶりのGⅢ制覇。2着は森田優弥、3着は田尾駿介で高配当決着となった。

代表漏れの悔しさ晴らした

 代表漏れの悔しさを力に変えた。今年初の競輪参戦だった〝アフロモンスター〟山崎賢。2度目のGⅢ優勝を果たした。パリ五輪を目指してナショナルチームに所属。競技と競輪の二刀流で奮闘してきたが、先月発表されたパリ五輪代表には選出されずリザーブ回り。現地には帯同せず、今回から競輪に復帰した。

 「悔しかったけど、割り切って戻った。ホッとしています。いい環境で練習ができてレベルアップできている。これまでやってきたことはムダじゃなかった」

 今節は一次、二次予選を自力で戦った後は、準決勝はライン4車の3番手、決勝はライン3車の3番手。慣れない位置での戦いでも好結果を残した。

 「ラインのおかげで勝てた。もっと自力で強くなって、決勝でラインに貢献できるように頑張りたい」

 今後は来月のGⅡサマーナイトF、8月のGⅠオールスターに出場し、10月には競技で世界選手権に出場予定。「走るからには優勝を目指したい」。今度はタイトル奪取に挑戦する。(本間 正則)

 ◇山崎 賢人(やまさき・けんと)1992年(平4)12月17日生まれ、長崎県出身の31歳。111期生として17年7月に久留米でデビュー。ナショナルチームに所属し、今年2月のアジア選手権ケイリンで金メダルを獲得。GⅢは18年11月の取手記念以来2回目のV。1㍍75、77㌔、血液型A。

 次走 優勝した山崎賢人は松戸GⅡ(7月13~15日)、2着の森田優弥は豊橋FⅠ(7月1~3日)、3着の田尾駿介は高松FⅠ(30~7月2日)。

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