「卓仁の頑張りをムダにせず良かった」
準決11R、後輩の吉本が逃げて、小川真のまくりに合わせて番手発進。松浦にかわされはしたが、坂本健太郎は2着でうれしい地元記念初優出を決めて後輩に感謝した。
「一番強いときでも乗れなかったのに。これでS級一班と、オールスター出場の点数は確保できたかな。ここまで来たら、競輪祭の権利(決勝3着以内)も取っちゃおうかな」
自身も驚く好結果に舌も滑らか。決勝(11R)は、九州が誇るS級S班の中川に前を託した。思い返せば、14年の65周年記念は中川の先行に乗った弟の亮馬がV。
「久留米ではFⅠの優勝もない。最後のチャンスだと思って頑張ります」
時を越えて、今度は兄が中川マークから地元記念Vを目指す。
【久留米GⅢ最終日11R】地元記念V目指す坂本
2020/6/9