追い込んだ北津留翼(90期)が17年5月の宇都宮以来、通算6回目の記念優勝を飾った。
岡本がスタートで飛び出し、前から竹内―岡本―阿部―伊藤颯―北津留―伊藤旭―郡司―渡辺―成田の順で周回。青板バックから渡辺―成田で上昇すると合わせて阿部も踏み込み、残り2周から発進。打鐘は阿部―伊藤颯―北津留―伊藤旭―郡司―竹内―岡本―渡辺―成田で一列棒状。打鐘4角で郡司が内から伊藤旭をさばき4番手へ。2角から伊藤颯が番手まくりを打ち、2Cから北津留が早めに追い込みV。伊藤颯と北津留の中を追い込んだ郡司は¼輪届かず2着だった。
福岡のスピードスターが頼もしい九州の後輩に導かれVゴールを駆け抜けた。北津留は「結束してもらってラインの3番手に。一番優勝に近いところを譲ってくれたので後輩あっての優勝です」と満面の笑みを浮かべた。一時期は低迷を味わったが〝7車立ての鬼〟として復活した37歳。9車立てのグレード戦線でも存在感を示し始めた。最後は「九州の選手みんなで吉岡(稔真)さん、中野(浩一)さんに追いつけるように頑張ります」と話し、ファンから拍手喝采を浴びた。
◆次走 優勝した北津留は佐世保FⅠ(7月2~4日)、2着郡司は玉野サマーナイトF(同16~18日)、3着伊藤颯は防府FⅠ(同4~6日)。