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【伊東GⅢS級決勝】和田「ラインに感謝」GⅢ4V

 和田健太郎(42=千葉・87期)が21年12月の佐世保以来、通算4回目の記念優勝を飾った。

来年に弾み

 レースは松井がスタート。松井―佐々木―和田―五十嵐―林―伊藤―渡部―吉沢―武藤で周回。残り3周から吉沢―武藤が上昇して残り2周半で松井を抑えるが松井が突っ張る。赤板から林―伊藤―渡部で仕掛けると松井が合わせて踏み込む。林は不発で伊藤は下りるが和田にさばかれる。最終2角5番手から吉沢―武藤で捲るが不発。松井―佐々木―和田―五十嵐の南関勢ペースで直線勝負になり、和田が松井と佐々木の中を割って伸びた。

 和田は「前の2人と後ろを固めてくれた五十嵐さんのおかげ。松井君が2周半先行してくれて(佐々木)龍君が仕事をしてくれた。前の2人がレースをつくってくれた。伊藤君が下りてきたけど対応できた。最後は(松井と佐々木の)中を行かせてもらった。(優勝は)出来過ぎ。(2年ぶりの記念優勝は)うれしいです」とラインの仲間に感謝して優勝の喜びを語った。

 「グランプリ2020」を優勝して3年。落車の影響で本調子を欠いた時期もあったが、郡司浩平、深谷知広、松井宏佑らとともに南関地区を支えている一人だ。「練習をしっかりして感覚を取り戻していきたい」。来年に弾みをつける記念の優勝劇だった。

 ◇和田 健太郎(わだ・けんたろう)1981年(昭56)5月27日生まれ、千葉県印旛郡酒々井町出身の42歳。私立千葉経済大付属高卒。02年8月プロデビュー。通算成績は1902戦368勝。主な優勝はグランプリ(20年)。1㍍72、78㌔。血液型A。

 ◆次走予定 和田は12月18~20日の奈良FⅠ、2着の松井宏佑は14~16日の向日町FⅠ、3着の佐々木龍は14~17日の佐世保記念。

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