佐世保競輪・GⅢ開設69周年記念「九十九島賞争奪戦」は8日、第12Rで決勝戦が争われ、8番手3角からまくった太田竜馬(23=徳島・109期)が快勝。優勝賞金363万円と通算4度目の記念タイトルを獲得した。
また、第9Rで行われたチャレンジファイナルは野上のまくりに乗って直線外を伸ばした脇本勇希(21=福井・115期)が優勝。2着に岩谷拓磨、3着に小原丈一郎が入線。1~3着の3選手は9日付でA級2班に特別昇班する。
大一番は太田―小倉―山中―吉田―井上―小川―野原―古性―村上の隊列。赤板前、吉田がイン切り。その上を叩いた野原が先制。最後尾の山中が鐘4角から単騎でスパート。BS、古性が山中を合わせ番手まくり。村上も追走するが、8番手3角からスパートした太田が直線外を一気に突き抜けた。
9月岐阜に続き、今年だけで4回目の記念制覇を成し遂げた太田は「4角で勝利を確信した」と白い歯をこぼした。タテに踏む脚力は折り紙付きでも、過去14回のGⅠで決勝に進んだのは昨年の競輪祭のみ。苦戦続きだった。「自滅をなくし、GⅠで活躍したい」。来る2020年に向けて熱い抱負を語った。
♤太田 竜馬(おおた・りゅうま)1996年(平8)4月4日生まれの23歳。109期在校2位。16年7月高松競輪場でデビュー。18年12月に静岡ヤングGP優勝。記念優勝は今回で4回目。通算成績は307走124勝。1㍍75、71㌔、血液型A。
◇佐世保GⅢ九十九島賞争奪戦決勝成績◇ 12月8日=12R先頭固定競争2025㍍ |
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着順 | 車番 | 予想 | 選手 | 年齢 | 登録 | 上がり 着差 |
先頭 | 今回成績 |
1 | ❼ | 太田 竜馬 | 23 | 徳島 | 11秒2 | ❺⑤③ | ||
2 | ❾ | ▲ | 古性 優作 | 28 | 大阪 | 3/4身 | ❷⑥② | |
3 | ❸ | 村上 義弘 | 45 | 京都 | 1/2身 | ❻④① | ||
4 | ❺ | 〇 | 吉田 拓矢 | 24 | 茨城 | 3/4身 | ❽②② | |
5 | ❷ | △ | 小倉 竜二 | 43 | 徳島 | 1/2輪 | ①③③ | |
6 | ❻ | ☆ | 小川 勇介 | 35 | 福岡 | 1/8輪 | ②②① | |
7 | ❶ | ◎ | 井上 昌己 | 40 | 長崎 | 1/2輪 | ❶③① | |
8 | ❽ | 山中 秀将 | 33 | 千葉 | 2身 | ①①③ | ||
9 | ❹ | 野原 雅也 | 25 | 福井 | 5身 | B | ②③② | |
決め手=まくり
▽車単❼❾ 4330円(18) ▽3連単❼❾❸ 16560円(55) |
◆次走斡旋 優勝した太田竜馬と2着の古性優作の次走は防府FⅠ(25~27日)、3着の村上義弘は広島GⅢ(12~15日)に出走予定。