「第50回九州地区プロ自転車競技大会」が16日、別府競輪場で行われた。ケイリンは山田庸平(35=佐賀)が3年ぶり3度目のV。スプリントは東矢圭吾、1㌔タイムトライアルは後藤大輝がそれぞれ初優勝。角令央奈が4㌔個人追い抜きと4㌔団体追い抜きで2冠を達成した。
後方から強烈な捲りを決めた山田庸が3年ぶり3度目のケイリンVを飾った。過去2度は決勝で兄の英明と兄弟ワンツーだったが、今回は英明が予選で敗退。嘉永(泰斗)や伊藤(颯馬)との捲り合戦を制してVゴールに飛び込んだ。
「競技用の自転車では、ほとんど練習していなかったけど、勝てて良かった」
過去4大会で3度目の優勝。次走は今年5度目のGⅠ出場となる寛仁親王牌(19~22日、弥彦)だ。
「いい流れで向かえる。頑張りたいですね」
九州のエースがGⅠタイトル奪取に挑む。
【第50回九州地区プロ自転車競技大会=別府】
ケイリン決勝 ①山田庸平(佐賀)2分07秒14(捲り)②嘉永泰斗(熊本)③阪本和也(長崎)
スプリント決勝 東矢圭吾(熊本)2―0青柳靖起(佐賀)
1㌔タイムトライアル決勝 ①後藤大輝(福岡)1分05秒151②梅崎隆介(長崎)③田村大(宮崎)
チームスプリント決勝 ①長崎(井上昌己、梅崎隆介、佐藤幸治)1分15秒220
4㌔個人追い抜き競走決勝 ①角令央奈(福岡)4分54秒321
4㌔団体追い抜き競走決勝 ①福岡(上野恭哉、原井博斗、橋本陸、角令央奈)4分31秒784
エリミネイションレース決勝 ①小岩大介(大分)