ニュース&記者コラム

【卒業記念レース】竹野 優勝してプロへ

 日本競輪選手養成所の第123回生(70人=1人欠場)と第124回生(女子12期生=23人)の卒業記念レース初日が1日、静岡県伊豆市の同所で開催された。男子、ガールズともに予選2回戦を行い、男子は西田優大(25=広島)、稲毛知也(24=和歌山)22人、ガールズは松井優佳(23=大阪)が連勝を飾った。2日目は男子が準決勝、女子が予選3回戦を行った後に決勝戦が争われる。

 在所成績1位の竹野百香(20=三重)は「積極的にレースを動かしていきたい」という言葉通り、2走とも先行で2着、1着の好スタートを切った。

 高校で最初バスケットボール部に所属したが、環境が合わず悩んでいるときに自転車競技(短距離・ロード)をやっていた兄の薦めで自転車を選択。すぐに頭角を現し、20年JOCジュニアオリンピックスプリント2位、500㍍TT3位の好成績を残して養成所に入所した。ただ本人はその成績に納得をしておらず「高校3年間は結果が出ずに悔しい思いをした。優勝という夢を果たすべく選手を目指した」と志は高い。

 養成所では長い距離を踏めるようになりパワーアップ。「何でもできる石井寛子選手が目標だけど、まずは先行一本で頑張りたい」。予選3回戦、決勝も積極先行で在所1位&卒記チャンプに向けて駆け抜ける。

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