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【取手GⅢ】吉田拓矢 地元記念初栄冠

 取手決勝 地元の吉田拓矢(29=茨城・107期)が5車結束した関東勢の3番手から抜け出して優勝。吉田の記念優勝は22年9月の青森以来6度目、地元では初の栄冠となった。

 レースは芦沢がスタートを決め小林―坂井―吉田―吉沢―芦沢―守沢―松本―脇本―山口で周回。赤板過ぎから小林がスパート。一本棒のまま、最終Hで坂井が番手捲り。空いた内を守沢がしゃくって芦沢をどかす。脇本はそのあおりを受けて後退。最終Bで守沢が吉沢もしゃくって吉田の後位へ。直線で吉田が抜け出して優勝。守沢が続き2着、自力に転じた山口が3着。

 ゴール後、右手で力強くガッツポーズをした吉田は「感無量でした。(地元記念は)何度かチャンスがあったけど、届かなかった。地元記念優勝を目標にしてきたので本当にうれしい」と笑顔で話した。

 準決でバンクレコードタイとなる10秒7をたたき出した脇本を、5車結束の絆で撃破。「ここまで来られたのは先輩、後輩、仲間のおかげ。感謝の気持ちを忘れず、精進していきたい」と頼もしい仲間に感謝した。

 次走はGⅡサマーナイトフェスティバルが控えている。「良かったり悪かったりの差をなくしていきたい。まだまだ満足せず、気持ちを切らさず頑張りたい」と力強く意気込んだ。

 ◇吉田 拓矢(よしだ・たくや)1995年(平7)5月7日生まれ、茨城県つくば市出身の29歳。取手第一高卒。2015年7月、弥彦競輪場でプロデビュー。師匠は十文字貴信(茨城=75期)。通算成績は704戦229勝。1㍍72、73㌔。血液型O。

 ◆次走 優勝した吉田拓矢と3着の山口拳矢はGⅡ・サマーナイトフェスティバル(13~15日、松戸)。2着の守沢太志は小倉FⅠ(5~7日)。

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