一昨年の覇者・中本が意地を見せた。二次予選９Ｒは目標不在の中、先行した吉田拓に飛び付き、鋭く差して白星を挙げた。「追い込みでやっているので。先頭でやるとなって前日は眠れなかったので、ホッとした」と、結果を出して安堵（あんど）の表情。吉田拓をとらえた脚には確かな裏付けがある。「縁起のいい大会。この後、地元記念や大きい大会が続くので、追い込んで練習してきた。思ったレースができているし戦える状態」と練習の成果はバッチリ。難関の準決10Ｒは巧みに立ち回って決勝入りを目指す。