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【和歌山GⅢ最終日12RS級決勝】古性 捲り追い込みGⅢ13V

 和歌山競輪の開設75周年記念「和歌山グランプリ(GⅢ)」は1月13日に決勝戦が行われ、古性優作(33=大阪)がバック捲り追い込みで優勝。GⅢ優勝は昨年9月富山以来13回目で和歌山記念連覇となった。

 2着は松本貴治、3着は山田英明。

 4日間の総売り上げは65億6543万9100円で目標の58億円をクリアした。

和歌山記念連覇

 これぞGP王の実力だ。古性が昨年に続き今年初戦の和歌山記念を制した。レースは菅田―大槻―古性―山口―松本―山田―石塚―東口―椎木尾で周回。打鐘で石塚が主導権を奪うと松本が番手の東口をさばいて2角番手捲り。6番手の古性は最終バックから仕掛け捲り追い込むと、ゴール手前で松本を捉えた。

 「疲労感が抜けず4日間、苦しかった。優勝できたから良かったものの、(競りの)決着が長引いて余計に脚がたまらなかった。近畿別線で走ったし、しっかりねじ伏せたかった」

 昨年はGⅠ2V、GPも制し、年間獲得賞金は史上最高の3億8千万円超え。最高の結果を残しても満足はしなかった。ストイックに正月から練習に明け暮れ、今年も優勝からスタートを切ることができた。

 「とにかくGⅠで決勝に乗って、そこで優勝して、なおかつラインで決まるように。前より成績が落ちるのは駄目。昨年より、いい成績で終われるように」

 早くも賞金ランキングは1位に立った。この位置はもう誰にも渡さない。(亀田 克也) 

 ◇古性 優作(こしょう・ゆうさく)1991年(平3)2月22日、大阪府出身の33歳。2011年7月プロデビュー。通算成績は1097戦349勝。主な優勝はグランプリ2V、GⅠ8V。GⅢ優勝は今回が13回目。1㍍68、77㌔。血液型O。

 ◆次走斡旋 優勝した古性優作は松阪GⅢ(23~26日)、2着の松本貴治は小松島FⅠ(26~28日)、3着の山田英明は熊本FⅠ(18~20日)。

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