一次予選の5Rは機動型3車の攻防に注目が集まったが、打鐘から一気にカマした根田が他派を完封する豪快な逃げを披露。番手の萩原には交わされたが2着に粘り込んだ。
レース後の根田は開口一番、「疲れました」と話したが、「菅田さんの動きも見ながら動きました。冷静に運べて自分の持つ距離でいきました」と落ち着いたレース運びだった。
〝コロナ禍〟でバンク練習ができず調子を落としていた時期があった。現在は使えるようになって普段通りに練習。それが復調の要因になっているようだ。
「岩本(俊介)さんと一緒に練習をしていて、いいパートナーなんですよ」。
練習仲間にも恵まれているのも刺激になっている。「かなり手応えはあります。あとは自信を持って走れれば」と力こぶ。二次予選5Rもエンジン全開で波乱を呼ぶか。(下野 章雄)