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【富山GⅢ決勝戦】郡司 番手差しGⅢ18V

 富山競輪の開設72周年記念「瑞峰立山賞争奪戦(GⅢ)」は6日、12Rで決勝戦が行われ郡司浩平(32=神奈川・99期)が突っ張り先行の北井佑季の番手から抜け出し、4月小田原以来通算18回目の記念Vを決めた。2着は北井、3着は浅井康太だった。

 落ち着いた並びは前から北井-郡司-佐藤、単騎の浅井、真杉-恩田、松浦-柏野-小倉。残り2周半のバックで真杉が前団を叩きに行くが北井は突っ張り出させない。次は松浦が最終ホームから踏み込むが、郡司、佐藤のけん制を受けて不発に。郡司が最終4角から力強く踏み込みV。北井が逃げ粘り、内を突いた浅井が3着だった。
 北井が前受けになった時点で郡司のV確率はマックスになった。想定通り北井が他ラインを出させず、あとは郡司がどこから踏み込むかだけだった。
 「準決勝では1番人気で抜けなくて迷惑をかけました。今度はしっかり引きつけて抜けるところから行こうと。北井さんが同県で良かったです」
 今シリーズは3連勝で勝ち上がった北井の強さが光った。郡司も改めて実力アップを体感し、今後のビッグレースでの連係に強固な手応えをつかむ。「前半戦は期待に応えられなかったですが、オールスターにはいい流れで臨めそうです」と完全復活の走りから目が離せない。

 

 ◇郡司 浩平(ぐんじ・こうへい)1990年(平2)9月4日生まれ、神奈川県横浜市出身の32歳。市立横浜商高卒。11年1月プロデビュー。通算成績は971戦349勝。GⅠ優勝は第62回競輪祭(20年)、第36回全日本選抜競輪(21年)。1㍍67、80㌔。血液型A。

 

 ◆次走 優勝した郡司浩平、2着の北井佑季、3着の浅井康太はともにGⅠ西武園オールスター(15~20日)。

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