やっぱり強かった。10月の世界選手権・女子ケイリンで金メダルを獲得した佐藤水が豪快に捲って完全優勝。昨年、ゴール寸前でVを逃した「女子王座戦」初Vを飾った。
「昨年、勝てなかった大会を自分の力を出し切って獲れたのはうれしい。ナショナルチームが約1カ月のオフ期間。最近はここまで長いオフがなかった。改めて(ナショナルの)練習環境の素晴らしさに気付けた。結果だけじゃなくて意味のある大会になった」
ナショナルチームでしのぎを削った梅川や太田と今節初対戦。2人も力を出し切る中で外から一気にねじ伏せた。これで国内では昨年の立川グランプリから負けなしの13連勝。負けられない立場で、きっちりと結果を残してきた。
「静岡グランプリでもいい結果を出したい」
世界女王の次なるターゲットはグランプリ連覇だ。
◇佐藤 水菜(さとう・みな)1998年(平10)12月7日生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身の25歳。県立茅ヶ崎高卒。通算成績は288戦208勝。通算取得賞金は9745万円。1㍍63、59㌔。血液型A。
◆ガールズGP 12月29日に静岡競輪場で行われる「ガールズグランプリ2024」に出場する7選手が21日、決定した。児玉碧衣(福岡)、石井貴子(千葉)、佐藤水菜(神奈川)、坂口楓華(愛知)、尾崎睦(神奈川)、尾方真生(福岡)、石井寛子(東京)の7人。補欠は吉川美穂(和歌山)。